矯正歯科

前歯の審美歯科治療において考慮すべき要素

前歯を綺麗に整えるための治療では、考慮すべき要素がいくつか存在します。

1歯の切削は最小限にするべき

歯の形状、色合い、配置を改良するために、歯の切削が必要な場合があります。その場合でも、切削は最小限に抑えるべきです。

2健全な手法を採用すること

ホワイトニング、クリーニング、矯正治療、または削らないベニアなど、「歯を可能な限り削らない」、「健全な方法」を選択することが重要です。

3レジン系材料を使用しないこと

レジン系材料、例えばハイブリッドは吸水性があり、細菌が増殖しやすくなり、清潔さが損なわれます。数か月から1年程度の使用であれば許容範囲ですが、長期使用は歯や歯肉の健康に悪影響を及ぼします。したがって、マニキュアやハイブリッドベニアの長期使用は避けるべきです。

削らない審美歯科(インビザラインGO)とは何か?

インビザラインは、マウスピースを使った歯列矯正法の一つです。数多く存在するマウスピース矯正の中で、削らない審美歯科(インビザラインGO)は、2018年に誕生した新しい歯列矯正システムです。
削らない審美歯科(インビザラインGO)は、奥歯の2本を除く10本の歯を矯正の対象とする方法で、インビザラインGOの最新システムにより、その日に矯正が可能かどうかを即座に判断できます。
この特性は、従来の矯正法や一般的なインビザラインでは難しいものであり、削らない審美歯科(インビザラインGO)だけの特長です。

削らない審美歯科(インビザラインGO)の利点

  1. 前歯の審美治療が可能で、天然歯を削る必要がない

    前歯の審美治療を行う際、伝統的な手法(セラミッククラウン、ラミネートベニア)では天然歯の切削が必要でした。確かに美しい歯は素晴らしいものであり、適切に削ることで更なる美しさを追求することは患者にとって大きな利点となります。しかしながら、当院ではより低侵襲で健康に配慮した、審美歯科治療を推奨しています。

  2. 目立たないマウスピース

    透明なマウスピースを用いて矯正するため、ワイヤー矯正に比べ目立ちません。他人に気付かれることなく歯列矯正ができるのは大きなメリットです。

  3. 取り外し可能

    矯正用のマウスピースはいつでも簡単に取り外すことができます。例えば、食事時や大切な人と会う時にはマウスピースを外すことも可能です。また、マウスピースは取り外せるので、歯磨きも通常通り行うことができます。ワイヤー矯正では、ワイヤー間に食べ物の残りやプラークが溜まりやすく、虫歯リスクが高まります。

  4. 痛みや違和感が少ない

    ワイヤー矯正では、不均一な装置やワイヤーにより口内が傷つき、口内炎を発症するリスクがあります。しかし、削らない審美歯科(インビザラインGO)のマウスピースは、装着していても口内を傷つけることはありません。また、矯正治療に伴う痛みは、歯が動く際にも発生しますが、削らない審美歯科(インビザラインGO)による矯正治療は、通常のワイヤー矯正に比べて動く歯の痛みが少ない、と多くの矯正歯科医が報告しています。

  5. 矯正しながらホワイトニングが可能

    削らない審美歯科(インビザラインGO)のマウスピースにホワイトニングジェルを入れることで、矯正を行いながらホワイトニングもできます。人に気付かれずに歯並びと歯の白さを改善できる削らない審美歯科(インビザラインGO)は、多忙な現代人にとって革新的なシステムと言えるでしょう。

  6. 短期間の治療

    全顎矯正治療は通常1.5年~2年の治療期間を要するとされています。しかし、非切削審美歯科(インビザラインGO)では、奥歯の2本を動かさないため、約半年以内に治療を完了することができます。

  7. 経済的な治療費用

    全顎治療では医院によりますが、治療費が約800,000~1,000,000円かかることが多いです。しかし、非切削審美歯科(インビザラインGO)は、検査費などを含む税込みの費用が400,000~500,000円で治療が可能で、経済的にも優れた矯正方法です。

  8. 事前に最終的な仕上がりのイメージが確認できる

    非切削審美歯科(インビザラインGO)では、歯型をスキャンしてコンピューターに取り込み、専用のシミュレーションソフトを使用することで、歯の動きのシミュレーションを事前に確認できます。また、最終的な仕上がりのイメージを事前に確認できるのも、非切削審美歯科(インビザラインGO)やインビザラインシステムが提供する独特のメリットです。

削らない審美歯科(インビザラインGO)への留意事項

1.全ての歯並び矯正が適用可能ではない

削らない審美歯科(インビザラインGO)のマウスピース矯正は主に、前歯の軽微な歯並びの問題に対応しています。それ故、全方位的な治療法ではなく、噛み合わせ全体の問題や、前歯の歯並びが大幅に乱れている場合、適用が難しいケースも存在します。

2.指示された装着手順を守らなければ効果は得られない

マウスピース矯正は、自由に取り外しが可能なため、その利便性は大きなメリットと言えます。しかしながら、歯の表面に装置を固定する従来の矯正治療とは異なり、自己管理が必要です。つまり、装着を忘れたり、1日に20時間以上の装着時間を守らなかったりすると、期待した効果が得られず治療期間が長引く可能性があります。治療を成功させるためには、所定の装着時間の遵守が必須です。

3.施術可能な医院は限られる

削らない審美歯科(インビザラインGO)は最新の矯正治療法であるため、必要な専用機器を備えていない歯科医院や、システムに習熟していない歯科医師では施術が不可能です。当医院では、この先進的なマウスピース矯正治療を提供しておりますので、興味をお持ちの方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

治療の流れ

1矯正相談

初めに、口腔内の検査と歯並びの評価を行います。必要に応じてレントゲン撮影や口腔内の写真を撮り、治療の詳細、メリット、リスクなどを詳細に説明します。虫歯や歯周病が存在する場合は、その治療が先行します。

2歯型のスキャンと検査

削らない審美歯科(インビザラインGO)専用の歯型スキャン機器であるiTeroを用いて、口腔内のスキャンと検査を行います。

3シミュレーション結果の説明

スキャンした歯型を基に、コンピュータ上でシミュレーションを行い、理想的な歯の配置を視覚化します。その結果にご理解と同意をいただければ、マウスピースの製作を開始し、治療に移ります。スキャンからシミュレーション結果の説明までには約10日から2週間程度を見込みます。

4治療開始

ついに治療の開始です。目標を見据え、マウスピースの適切な装着を実施します。マウスピースの発注から治療開始までには約2~3週間が必要です。

5リテーナーの装着

治療完了後は、リテーナー(保定装置)の装着が続きます。矯正治療後に歯が元の位置に戻らないよう、リテーナーは不可欠です。その装着期間は個人差がありますが、最低でも1~2年間は継続することが推奨されています。

マウスピース矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは?

「矯正歯科」というと、多くの方が「ワイヤー・ブラケット」を連想するかと思います。
これは金属の装置を歯の表面に装着し、ワイヤーを使って歯列を矯正するものです。
そして「矯正治療が目立つから抵抗感がある……」とお考えの人も少なくないのではないでしょうか。
ですが、「インビザライン(マウスピース型矯正)」であれば目立ちません。透明なマウスピースを使いますから、他人に知られることはほぼありませんし、取り外しも可能です。
当医院では経験・実績が豊富な歯科医師がインビザライン治療を行います。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットとは?

マウスピース型矯正装置(インビザライン)では透明のマウスピースを使いますから目立ちません。マウスピースを装着しているときに笑っても、他人に知られることはほぼありません。
そのため特に人前に出ることが多い皆さん、具体的に言うと接客や営業のお仕事をされている方々におすすめです。
また、マウスピースであるがゆえに容易に脱着できますから、矯正開始前と同様に食事をすることが可能です。
もちろんブラッシングに関しても同じことが言えます。 さらにマウスピース自体を丸ごと洗うことができますから衛生的にも非常に優れています。
そして金属を用いませんので、金属アレルギーのリスクもありません。
「現時点で金属アレルギーの症状が出たことはない」という方も、長期的に口内に金属を入れておくといずれ発症する可能性があります。
そのため、「金属を使わない」というのはどなたにとっても大事なことです。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)が特に向いている方は?
  • 目立たない矯正治療をしたい方
  • 金属アレルギーが心配な方
  • 食事の環境を変えたくない方
  • 脱着できない治療をしたくない方
  • 自己管理をして所定の装着時間を守ることができる方

マウスピース型矯正装置(インビザライン)の主な魅力

1.他人に知られにくい

透明の素材を使って矯正しますから、装着中でも他人に知られることがまずありません。

2.気を遣わず食事ができる

インビザラインは容易に着脱できます。食事前に外しておけば、どのようなものでも食べることが可能です。
一方、歯面に固定する形式の矯正装置を使うケースでは、硬い物やワイヤーに絡みやすい物を食べると、装置が外れたり破損したりする恐れがあるので気を付けなくてはなりません。

3.口内のトラブルが起きにくい

デコボコしたブラケットやワイヤーを歯に固定する形式の矯正では、それが口内の粘膜にダメージを与えて口内炎などを招く恐れがあります。また、具体的な問題が起きないとしても、粘膜に接触すればやはり痛いものです。
一方、インビザラインではなめらかなマウスピースを使いますから、そういったトラブルが起きることはまずありません。激しい運動をしても大丈夫です。

4.洗浄が可能

マウスピースを外すことが可能ですから、これまで通りにブラッシングやフロスを行うことができます。
また、マウスピース自体をそのまま洗うこともできますので衛生面においても優れていると言えます。洗浄用のタブレットを水に投入して、そこにマウスピースを10分程度入れておけば完了です。
基本的に毎日洗浄することをおすすめします。

5.歯の動きをチェックできる

インビザラインにおいては、コンピューター画像を用いてシミュレーションをして治療ランを練ります(クリンチェック)。
利用者様ご本人に、「治療スタートから完了まで、歯をどのように動かしていくのか」を明確にチェックしていただきます。
一方ワイヤー矯正の場合は、言わば「治療プランは歯科医師の脳内にある」という状態になり、「最終的にこのような歯並びになります」と事前に確認していただくことができません。
また、歯科医師が経験をベースとして治療期間を想定するだけですので、「実際にかかる期間」とのずれが生じる可能性があります。
そのためワイヤー矯正に関しては、利用者様の立場では「どのように進んで、どのような状態で終わるのか明確には分からない」という事になります。
ですがインビザラインであれば、「クリンチェック」を通じて細かくご理解いただいた上で、矯正をスタートすることになります。もちろん場合によっては、「矯正を行わない」という判断していただいても構いません。

6.治療期間が事前に分かる

クリンチェックによって、治療期間と「使うマウスピースの数量」が事前に分かります。
マウスピースを適切に使い続ければ、治療プラン通りに完了させることが可能です。
例えば「○月にイベントがあるので、そこまでにどれくらい矯正が進んでいるか、もしくは完了しているか前もって把握しておく」ということもできます。

7.「歯型取り」は一回のみ

インビザラインでは「歯型取り」を一回しかしません。「口腔内写真」や「レントゲン写真」、それからはじめに取った歯型をベースとして、矯正のシミュレーションを行います。
インビザライン以外での矯正治療では複数回の歯型取りが必要になる場合が多いです。

8.あまり通院しなくていい

インビザラインでは10~14日に1回くらいのペースでマウスピースを取り替えますが、これはご自宅でできる作業です。
IPRやアタッチメントの装着をすることになりますから、はじめのうちは通院回数が多めになりますが、以降は2~3か月に1回程度の通院となります。
ちなみに「インビザライン以外のマウスピース矯正」やワイヤー矯正では、2~4週間に1回くらいは歯医者に行かなければなりません。

9.痛みが小さい

矯正治療では「歯を動かす」という本来不自然なことをしますので、やはりある程度痛みが発生してしまいます。
ですが矯正治療の種類によって「痛みの強さ」や「痛みのタイプ」が違います。
ワイヤー矯正の場合、人力でワイヤーを締める作業(月1回程度)のときに特に痛みが大きくなりやすいです(痛みのレベルは歯科医師の実力によりかなり変わります)。
ですが、インビザラインでは0.2~0.3ミリという人力ではできないレベルの細かな調整をしますし、マウスピースを10~14日間で取り替えますから、痛みが小さくて済みます。
特に「ワイヤー矯正をしたことがあって、改めてインビザライン矯正をした方」の場合、インビザラインではほぼ痛みを覚えないケースも少なくありません。

10.口内炎がほぼ発生しない

ワイヤー矯正ではデコボコのある矯正装置を使いますから、それが口内にダメージを与えて口内炎を発生させる可能性が高いです。ワイヤー矯正を経験された方の中には、「矯正自体の痛みよりも、口内炎のほうが辛かった」と語る人が少なくありません。
ですがインビザライン矯正では、口内炎が発生するリスクが非常に低いです。
なめらかなマウスピースで歯を包み、粘膜に矯正装置がダメージを与えることがないからです。また、歯のデコボコが粘膜に接触することもありません。
ただ、インビザラインとは無関係の要因で口内炎ができる可能性はもちろんありますので、お気を付けください。

11.金属アレルギーが起きない

インビザライン矯正では金属を一切使いません。そのため金属アレルギーが発生することはありません。

 

国内外におけるマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療の導入状況

インビザラインシステムの提供がスタートしたのは1999年のことです。
脱着できて、透明で目立ちにくい矯正装置として人気となり、2017年末の段階で80か国以上においてインビザラインが導入されています。
全世界で500万人以上がインビザライン矯正を行っており、「マウスピース矯正の中では最も治療実績が多い」という状況になっています。
また、インビザライン矯正の事例レポート(臨床報告)に関する論文もたくさんあり、JCOやAJOなどの権威を持つ学術専門誌において公開されています。
そして「インビザライン治療に関するアンケート(アメリカで)」では、インビザラインを行った人のおよそ87パーセントが大いに満足しているという結果になりました。
さらに約89パーセントの人が「知人にインビザラインを必ず勧める、もしくは勧める可能性が高い」と答えました。
インビザラインに対して「得体の知れない治療方法であり怖い」という印象を抱いていた方もいるかもしれません。
ですが実際には多くの人が実行し、支持されている方法ですので、ご安心ください。

薬事認証に関して

インビザラインシステムは、米国食品医薬品局(FDA)から承認されています。
米国食品医薬品局は、日本における厚生労働省のようなものですから、信頼性は非常に高いと言えます。
また、インビザライン矯正で使うマウスピースは、ISO認証を受けている最新鋭の工場で作られています。
ただし日本における、「カスタムメイド形式のマウスピースタイプの歯科矯正装置(インビザラインを含む)」は、「個々人に対して作っている装置」であり、流通するものではありません。
そのため、「歯科技工法上の矯正装置」にも「薬事法上の医療機器」にも分類されませんから、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となるケースがあります。
ですが、使用する「マウスピースの材料」は薬事認証を取得していますから、安全性に関する問題はなく、アレルギーなどが発生することはまずありません。

中高生でも矯正が可能

インビザラインにより、12~16歳くらいのお子さんでも本格的な歯科矯正をすることが可能です。
この年代のお子さんの場合、「友人などに矯正装置を見られたくない」という理由で精神的な負担が大きくなるケースが少なくありません。
ですが、インビザラインであれば目立ちにくいですから、そういった種類のストレスを感じることなく矯正を進めることができます。
お子さんがきちんと矯正をするための機能として「コンプライアンスインジケーター(装着時間のチェック機能)」というものが存在します。
マウスピースには「脱着しやすい」という利点がありますが、所定の装着時間を守らなければ矯正が計画通りに進まなくなる可能性があります。
そのためインビザラインをするためには「自己管理能力」が欠かせないのですが、お子さんの場合はそれが備わっていないケースが少なくありません。
ですが、「コンプライアンスインジケーター」があれば、外部(歯科医師、ご家族など)からマウスピースの装着時間をチェックすることが可能です。
そのためお子さんも自然とマウスピースをきちんとつける事になるでしょう。 ちなみに「コンプライアンスインジケーター」は、涎(よだれ)に反応してだんだんと色が淡くなっていきます。

リテーナーで後戻りを防止する

矯正治療によって歯並びを整えることができても、放置しておくとだんだんと歯が元の場所へと戻っていってしまいます。
ですが、「リテーナー」を使うことでこの後戻りを必ず防止することが可能です。
「リテーナーの使用期間(保定期間)」は「矯正期間」と同程度になるとお考えください。
ちなみに、頑丈なビベラ・リテーナー(アライン社)も存在します。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)に関して気を付けるべきこと

  1. 食事について

    インビザライン矯正の場合、食べ物・飲み物の制限は一切ありません。
    ただし、飲食の前には必ずマウスピースを外してください。
    例えば、「料理中の味見」レベルでも絶対に外しましょう。また色のない飲み物であっても、甘味や酸味がある場合は、マウスピースを取ってから飲む必要があります。

    飲食が終わったらすぐにブラッシングを行い、再びマウスピースを装着します。
    慣れるまでは大変かもしれませんが頑張りましょう。
    ただし何も含まれていない普通の水であれば、マウスピースを外さずに飲んで構いません。

    ちなみにワイヤー矯正に関しては、「一旦外す」ということができませんから、食べ物の制限が発生することがほぼ避けられません。

  2. 歯周病や虫歯について

    現段階で歯周病や虫歯などが発生しているのであれば、治してからでないと矯正治療を始めることができません。
    また、矯正治療期間中に虫歯ができたというケースでは、矯正を一度ストップして、虫歯の治療をしなければなりません。

    そして虫歯治療に伴い、詰め物の形状が変化したり、詰め物を入れたりすると、(可能性は低いですが)作っていたマウスピースが利用不可となる恐れがあります。

    それでも「インビザラインフル」の場合は、再検査を行って治療プランを組み直すことができます。しかし、「インビザラインライト」では、制限の影響で治療プランの組み直しができず、対応できなくなるケースがあります。

  3. 発音について

    マウスピースを装着したまま会話をすると、やや聞き取りにくくなる可能性があります。
    ですが、「少しゆっくり、口をしっかり開いて喋る」ようにすれば、コミュニケーションに支障が出ることはまずありません。

    マウスピース矯正においては、「装着時間を守ること」が重要ですから、極力マウスピースを外さず、「つけたまま喋ること」に慣れていきましょう。

    ただ、重要な面接や会議のときなどは外しても構いません。
    ですが、「仕事の都合上マウスピースの装着時間が不足しやすい」という皆さんは、治療期間がやや長くなるかもしれません。また、通常は1014日でマウスピースを交換するものですが、1420日くらいの頻度にしていただく可能性があります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)と抜歯

「インビザラインは抜歯矯正に対応してない」と言われることがありますが、これは誤りです。
インビザラインをあまりしたことがない歯科医師や、矯正専門ではない歯科医師にとっては抜歯矯正の難易度が高いため、このような噂が広まっているのでしょう。

ですが、インビザライン矯正のノウハウをきちんと持っている歯科医師であれば、「抜歯をするべきである」とみなしたケースでは、適切に抜歯を行います。

また、インビザライン矯正も改良されてきています。
例えば、少し前までは「第一臼歯を抜く矯正」はしにくいとされていたのですが、新たに開発された「インビザラインG6」であれば、そういった治療も無理なく行うことができます。

当院では「抜歯を行わない場合」と「抜歯を行う場合」のクリンチェック治療プランをお見せし、利用者様本人にどちらにするかを判断していただいております。
※もちろんそもそも抜歯が不要であるケースも多いです。

装着時間を厳守してください

「装着時間が短いこと」が、マウスピース矯正をしても上手くいかない最大の要因です。
マウスピース矯正には「簡単に脱着できる」という利点がありますが、だからこそ「長時間装着しない」ということも容易にできてしまいます。
そして装着時間が不足すれば、矯正が進行しなくなります。
特に「ご家族に勧められて、本人が納得しないままに矯正治療をしているお子さん」がこのタイプの失敗をする事例が多いです。
そのため、お子さんにインビザライン矯正をさせる場合はきちんと話し合い、「歯科矯正をすること自体」と「インビザライン」のメリット・デメリットなどを伝えて、ご本人が納得してから治療を始めることをおすすめします。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)に関するよくある質問と回答

マウスピースだけで歯が動くなんて信じられません

マウスピースをつけることで継続的に力をかけて、歯を狙った場所へと動かしていくことができます。
矯正治療と聞くと「ワイヤー矯正」を思い浮かべる方が多いでしょうから、マウスピース矯正に対して不安を抱く人が少なくないでしょうが、きちんと矯正できますのでご安心ください。

矯正期間はどれくらいですか?

平均して1~3年程度です。インビザラインは事前に緻密なシミュレーションをしてから始めますので、最高効率で歯を動かすことができます。そのため従来の装置を使う場合と同じか、それよりも短い期間で矯正を終えることが可能です。

治療費はどれくらいでしょうか?安くないとは思いますが

インビザラインは色々な最新鋭のテクノロジーを駆使して行いますので、やはり治療費が高くなる傾向にあります。
ただ、当院はインビザラインに特化していますから34万〜85万(+税)とすることができています。 ちなみに都心には100万円以上に設定している歯科医院も存在します。

歯を抜くことになるでしょうか?

可能な限り抜歯しなくて済むように治療プランを練り、提案いたします。
ただ、状態によっては歯を抜かざるを得なくなる可能性もあります。
そういったケースでは利用者様にきちんとお伝えし、ご理解・ご承諾いただいた場合のみ歯を抜きますのでご安心ください。

1日のうちどれくらいマウスピースをつけるのでしょうか?

1日20時間以上つけていただくようお願いします。ブラッシングと飲食のとき以外は必ず装着することを推奨します。
「1日○時間つける」というよりは、「基本的にずっとつける」と捉えていただくと、「装着時間不足」に陥ることがなくなるはずです。

インプラント矯正

>インプラント矯正

インプラント矯正とは、歯茎に埋め込んだ小さなインプラントを固定源として、歯を引っ張って動かす矯正治療です。通常の矯正治療では、歯と歯を引っ張り合わせることで歯を動かしますが、動かしたくない歯まで動く場合があります。

インプラント矯正は、歯茎にしっかり固定されたインプラントに引っ張らせるため、余計な歯が動く心配がありません。また、他の矯正治療と比べて短期間で歯を動かせます。矯正完了後はインプラントの除去が必要ですが、大きな痛みが生じる心配はありません。

矯正治療の流れ

1初診・相談

初診・相談歯並びや噛み合わせのお悩みをお伺いします。また、お口の中を見て、矯正にかかる大体の治療期間やどの方法が適しているのかをご説明いたします。

このときに不明点や疑問点がございましたら、お気軽にご質問ください。

2精密検査

精密検査矯正治療を受けることを希望される場合は、精密検査を受けていただきます。口腔内検査やレントゲン撮影、歯型とり、お口の中と顔の写真撮影などで情報を十分に集めたうえで、治療を開始いたします。

3コンサルテーション(結果のご説明、治療計画)

コンサルテーション(結果のご説明、治療計画)検査結果を詳しく分析して、お口の中の状態をご説明いたします。そして、患者さまのご予算やライフスタイル、考え方などを考慮して、最適な治療法をご提案します。

当院では、十分な説明を行い、患者さまの同意を得てから治療を開始する「インフォームドコンセント」を徹底しておりますので、どのようなことでもお気軽にご質問ください。

4治療開始

治療開始立案した治療計画に基づいて、矯正治療を開始します。矯正治療中は、むし歯や歯周病を防ぐために、より入念にブラッシングしていただきます。

また、定期的に矯正装置の調整と経過観察を行いますが、それ以外のタイミングで何か気になることが出てきた際には、お気軽にご相談ください。

5保定・観察期間

保定・観察期間歯並びが治療計画どおりに整ったら矯正装置を取り外し、保定期間へと移行します。保定とは、整った歯並びが元の位置に戻ってしまうのを防ぐ処置です。

リテーナー(保定装置)を装着して経過観察いたします。リテーナーの装着をしばらく続け、後戻りの心配がなくなりましたら治療は完了です。

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