当院の小児歯科
お子さまの歯の健康を生涯にわたって維持するには、乳歯の段階からむし歯予防を心がける必要があります。当院では、むし歯予防だけではなく、食生活や歯磨きに関するアドバイスや定期健診を行っております。
また、親御さまとお子さまと丁寧にコミュニケーションをとり、信頼関係を築き上げることに努めておりますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
お子様の治療
乳歯は永久歯と比べてエナメル質が未熟で薄いため、むし歯になりやすいことが特徴です。
さらに、むし歯の進行も早いため、放置すると瞬く間に大きく進行してしまいます。なるべく早期に発見して、速やかに治療を行うことが歯を削る量を抑えることに繋がります。永久歯よりも短いスパンで定期健診を受けて、歯の健康を守る意識を持つことが大切です。
また、周りの人の口移しが原因で赤ちゃんの口の中に虫歯菌がうつってしまうため、口移しは避ける必要があります。生後18ヶ月~31ヶ月の間の口腔環境がむし歯のリスクに大きく関わるといわれているため、この期間中はより一層の注意が必要です。
乳歯のむし歯予防は早めに
フッ素塗布
生えたての乳歯や永久歯にフッ素を塗ると、むし歯予防の効果が期待できます。また、初期むし歯にフッ素を塗ると改善する可能性があります。
フッ素は歯の再石灰化を促すことで、むし歯に強い歯を作れる成分です。また、虫歯菌の活動にアプローチして、酸の発生を抑えます。フッ素塗布はしばらく経つと効果が失われるため、定期的に受けることが大切です。
シーラント
シーラントとは、奥歯の溝に歯科用レジンを流し込んで埋めてしまう処置のことです。奥歯は歯ブラシが届きにくいため、むし歯のリスクが高くなります。
そこで、シーラントによって奥歯の溝を塞ぐことで、むし歯を予防しやすくなるのです。ただし、シーラントを受ければ、奥歯のむし歯を必ず防げるわけではありません。日々の歯磨きと定期健診は継続する必要があります。
歯磨き指導
当院では、お子さまの成長や歯の状態に適した歯磨き指導を行っております。お子さまがご自身で歯磨きができない場合は、親御さまに仕上げ磨きの方法をお教えいたします。
歯と歯の間や歯と歯茎の間など、磨き残しやすいところに注意しながら、丁寧に仕上げ磨きをしましょう。
歯のクリーニング
歯のクリーニングとは、歯科衛生士が専門の器具で歯の汚れを徹底的に取り除く処置です。口腔内の環境を整えて、むし歯のリスクを低減させます。
口腔内診査
唾液に含まれる細菌の数や種類を調べ、むし歯のリスクを確認する検査です。また、口腔内写真撮影も組み合わせて、治療や予防の計画をご提案いたします。